ワクチンデビューは生後2ヶ月から
ワクチンで防げる病気はワクチン接種して予防しましょう。
母親から授かった免疫は生後徐々に減弱し、5~6ヶ月で、病気(感染症)にかかりやすい状況になります。
予防接種は免疫が弱まったあとで病気にかからないよう、また、かかっても症状がひどくならないように行います。
一般的に、生後約2ヶ月がワクチンデビューのタイミングです。
ワクチンスケジュールと同時接種について
現在はたくさんの予防接種があり、「どれを接種したらよいのか?」とお悩みの方も少なくないと思います。
最初に予防接種スケジュール表に基づく接種方法を説明をいたします。
以後はスケジュールに沿って同時接種を進め、病気にかかり難い生後半年までに初回ワクチンとBCGを終わるようにすれば少ない外出で順調にワクチンを済ませることができます。
当クリニックでは同時接種をお勧めしていますが接種回数はご相談に応じます。
日本小児科学会では「ワクチンの同時接種は日本のこどもたちをワクチンで予防できる病気を守るため必要な医療行為である」としています。
予約はインターネット、電話にて、もしくは来院時にお取り下さい。いつでも予約できます。
簡単!ネット予約
予防接種やワクチンの最新の情報を知りたい方は次のサイトを参考にしてください。
また、当クリニックでは乳幼児健診を受けたお子さんへ、次回の健診、予防接種の日付がひと目で分かる「BABY SCHEDULE BOOK」を差し上げております。
接種対象の方
当クリニックは公費負担(定期接種、無料)の予防接種実地医療機関です。国分寺市に住民票のある方、近隣の9市(小平市、小金井市、国立市、立川市、昭島市、狛江市、東大和市、清瀬市、武蔵村山市)に在住の方々は公費で接種可能です。BCGは各市で受けることになっておりますが当クリニックで接種希望のかたは各市の窓口にお問合わせ下さい(小平市の方は個別接種許可の依頼書が発行されます)。任意接種のおたふく、インフルエンザ等も実施しております。(※ロタウイルスワクチンは2020年10月から定期接種となります。)
お持ちいただくもの:母子手帳を忘れずに!
- 予診票(下記をご覧ください)(必須)
- 母子健康手帳(必須)
出来れば健康保険証と医療証もお持ちください。
※定期接種の予診票は市からあらかじめお手元に送られてきます。「予防接種手帳」のなかで当日希望するワクチンの「予診票」を切り離してご記入のうえ提出してください。(国分寺市の予診票がない場合は、クリニックで用意いたしますのでお申し出ください)
国分寺市|
小平市|
小金井市|
厚生労働省の定期接種予診票(様式第二)
予防接種の前に「予防接種とこどもの健康」で当日受ける接種ワクチンの項を必ずお読みください。
※予防接種は、お子さまの体調が良い時に受けるようにしましょう。
※接種後30分は、もしもの副反応に備えて、念のため接種場所の近くにいましょう。心配な症状が見られた際は、医師にご相談ください。
定期接種と任意接種
定期接種
国が予防接種法で「一定の年齢になったら、受けるように努めなければいけない(勧奨)」と規定しているワクチンです。予防接種実地医療機関で接種できます。接種費用は、対象年齢内、規定回数内であれば、無料(公費負担)です。(対象年齢や規定回数を超えたり指定の医療機関以外で受けた場合の接種費用は全額自己負担になります)。BCGを接種出来なかった 1歳以上のお子様がBCG接種をする際にはツベルクリン反応検査が必要です。
- HiB(ヒブ)
- 小児用肺炎球菌
- B型肝炎
- 4種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
- ロタウイルスワクチン(接種開始は14週6日迄と限定となりますのでご注意ください)
- BCG
- 2種混合(破傷風、ジフテリア)
- 不活化ポリオワクチン
- MR(はしか・風しん)
- 水痘(水ぼうそう)
- 日本脳炎
- B型肝炎ワクチン
- 子宮頸がんワクチン(小6~高1女子が接種対象)
※ロタウイルスワクチンの接種前後30分は授乳ができませんので、ご注意ください。
また、2020年8月以降に生まれたお子様が対象となります。
任意接種(自費)
定期接種以外の予防接種です。受けなくても良いという意味合いではなく、病気を防ぐためには、どちらも大事な予防接種です。ムンプスなどはいずれ定期ワクチンになるかもしれないワクチンです。現在費用は自費になりますが、接種をお勧めいたします。料金等については、予約時にご確認ください。
- おたふくかぜワクチン
- 季節型インフルエンザワクチン など
- 3種混合ワクチン(トリビック)(ジフテリア・百日せき・破傷風の3種混合ワクチンで平成30年1月より主に百日咳予防のため接種可能になりました。5歳児、11歳(DTの代わりに)にお勧めしています)
- A型肝炎、髄膜炎菌ワクチンなど
※上記以外のワクチンについても、ご相談ください。
※「接種をしていない」「必要な回数を終わらせていない」などのケースについては、ご相談ください。
集団生活に入る前に
保育園や幼稚園などの「集団生活」に入ると、ウイルスや細菌に接する機会が急増します。入園前には、お子さまの接種状況を見直し、年齢相当のワクチン接種を必ず済ませましょう。
予防接種健康被害救済制度について
予防接種は、感染症を防ぐためにとても重要なものですが、極めて稀ながら副反応による重大な健康被害が生じるケースがあります。万が一、定期予防接種による健康被害が生じた場合は、救済給付を行うための制度があります。それが、「予防接種健康被害救済制度」です。当該健康被害が、接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定した場合は、市町村により給付が行われます(第三者で構成される疾病・障害認定審査会による、因果関係に係る審査があります)。ただし対象年齢や受ける回数・間隔を超えた場合には、その対象となりませんのでご注意ください。
予防接種健康被害救済制度/厚生労働省